コーディネーターの
現地レポートCoodinator Report

ホームコーディネーターの現地レポートアメリカ文化アメリカでの結婚式参列

アメリカでの結婚式参列

  • アメリカ文化
  • 生活

私はこちらで、二回、結婚式に招待され、参列するという経験をしました。アメリカでの結婚式といってもいろんな形があるのですが、今回は私の経験をシェアしたいと思います。

一度しか会ったことのない友人の結婚パーティ参列

一つは上司のAmyの親友の娘さんの結婚式でした。その家族には何度か会っていましたが、実は娘さんに会ったのはそれまで一度だけでした。初めて彼女に会ったのは、雪でアウトリーチ先から帰れなくなってしまった時に、泊めてもらって、平日夜で遅かったので、少ししかお話できず、また会おうと約束してから予定が合わず、そのまま結婚式当日になってしまいました。

日本の結婚式しか知らない私は、たった一度しか会ったことのない友人の結婚式に参列していいものか…と思いましたが、アメリカでは家族の友人もパーティに招待することがあるようです。日本のようにお祝儀文化はなく、ギフトは、あらかじめ夫婦が欲しいものが載ったTarget(アメリカのスーパーのチェーン)のリストが渡されているので、その中で選んだり、似たものをプレゼントします。買ったらチェックできるようになっているので、他の人とかぶることもありません。とても効率的なギフトだなぁと思いました。

結婚パーティの雰囲気

パーティ会場はホテルからバスで30分ほどの田舎のファームに佇む大きな結婚式場で、素敵でした。会場にはチェキが置いてあり、その場でチェキを撮って、メッセージとともにメッセージブックに貼りました。

アメリカの結婚式はブライズメイドとアッシャーがいるのが一般的で、この結婚式では8人ずついました。ブライズメイドはドレスコードがあり、シャンパン色、ローズ色でそれぞれ自分の好きなドレスを着ていたようです。ブライズメイドの代表はメイド・オブ・オーナー、アッシャーの代表はベストマンと呼ばれ、友人代表の挨拶をします。新郎新婦が友人と一緒に入場してきたのを見て、日本の結婚式との違いを感じました。

食事はブッフェ形式で、パスタ・チキン・サラダ・パンなどが用意されていました。ゲストがコップを鳴らすと新郎新婦がキスをする慣習や、式と余興が終わった後は夜な夜なダンスをする、、まさにアメリカンな結婚式でした。

学生の結婚式に参列

もう一つの結婚式は、新郎新婦ともメイビルの学生の結婚式で、新婦は留学生で、私のオフィスで働いていて、とても仲良くしている親友です。

2人は学生なので大きなパーティではなく、家族だけで行うコートハウスでの式とディナーをしました。コートハウスでの結婚式は入れる人数が夫婦を含めて8人と決まっていて、私は元々ディナーから参加するつもりでしたが、新婦の家族が母国から来られないため、代わりにコートハウスの式に参列してほしいと言ってくれて、とても嬉しかったです。

日本では婚姻届けを出すだけですが、こちらではコートハウスの職員が結婚の誓いの式をします。そのため、入籍するのにも予約が必要だそうです。

コートハウスに行ったのはその時が初めてで、家族ではないのに結婚当日の式に参列できて貴重な経験をさせてもらいました。家族のように仲良くしてくれる友人ができたことも、誇りに思います。

この記事を書いた人
波多野 愛子
第19期 / メイビル / メイビル州立大学
noteで書く