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ドライブ×新たな出会い

  • 活動

こんにちは!テネシー州メンフィスに派遣されているJOI19期の山岡舞花です。今回はホストサイト外での活動についてレポートしたいと思います。

まず、基本的にJOIの活動はホストサイトのある地域が主になってきます。しかし、場合によっては遠方の学校や組織からもオファーをいただくことがあります。その場合は、スーパーバイザーと相談し、ホストサイトでの活動に支障がない範囲で出張に行くことがあります。

のどかな風景を楽しみながらドライブ

遠方からのオファーはさまざまなコネクションを通していただくのですが、たとえば日本語の先生が他の大学の先生に紹介してくれることがあります。メンフィスから2時間半のところにあるMartinという街へ訪問したのはその一例です。ハイウェイを降りてから小さな街をいくつも通り過ぎ、牧場のどかな景色を楽しみながら、ドライブをしました。

MartinではUniversity of Tennessee at Martin を訪問し、日本語クラスやカフェテリアで琴を紹介しました。地域の図書館にも2度訪問し、同じく琴を紹介したり、風呂敷のワークショップを行ったり、幅広い年齢層へアプローチすることができました。観光ではなかなか訪れない街を訪問し、現地の生活を垣間見ることができるのが、遠方でのアウトリーチの醍醐味です。

人生初の6時間ドライブ

テネシー州は横に長い州で、メンフィスは左の端にあります。そのほぼ反対側にあるのがChattanoogaという街です。日本雑貨ブティックで行われる夏祭りに招待された時には、休憩も含め車で片道6時間以上かかりました。東京出身の私にとって長時間ドライブはチャレンジングでしたが、一度経験すると、その後ドライブへの抵抗感はなくなります。

お祭りでは琴を弾いたり、地域の人たちと交流をしたりと、とても良い時間を過ごせました。現地の知り合いの家に滞在させていただき、アメリカ料理を教わったのもいい思い出です!

JOI先輩コーディネーターとのつながり

JOIの先輩コーディネーターと繋がりのあるところからオファーをもらうこともあります。たとえば今年の夏に訪問したミシシッピ州のJacksonは、JOI第18期の末松さんのホストサイトでした。

地域のサマーキャンプを訪問し、1st Gradeから12th Grade(日本の小学校1年生~高校3年生)の生徒に向けて、着物や茶道についてのプログラムを行いました。プログラムには末松さんと繋がりのあった先生や学生がボランティアに来てくれ、とても充実した訪問となりました。

6万人が集まるイベントに参加

総領事館からオファーや紹介をいただくこともあります。メンフィスから約6時間離れたKnoxvilleという街の「Knox Asian Festival」への参加はその一例です。このフェスティバルはテネシー州で一番大きな日本関連のイベントで、6万人以上が来場します。お隣のノースカロライナ州に派遣されている同期の岡村さんとコラボをし、1,500人が入る大きなステージで琴と書道のパフォーマンスを行ったり、盆踊りをしたり、1日JOIブースを設置しておりがみや書道を紹介したりしました。

遠方でのプログラムは事前に下見にいくことができないので、準備が大変ですが、主催者やボランティアと密に連絡を取り合い、当日は臨機応変に動くのが重要です。帰りには有名なスモーキーマウンテンの麓まで足を伸ばし、久々に山の空気を楽しみました。(テネシー州西部のメンフィスは平坦な地形で、東部にあるKnoxville、Chattanoogaは山に近い地域です)

以上がこれまで経験したホストサイト外での活動の一部です。遠方での活動は、長時間ドライブや、情報収集、ボランティアの確保など大変なことも多いです。しかし、訪問する所々で素敵な出会いがあり、またその地域ならではの経験や景色を楽しむことができます。私は現地の人のお宅に泊まらせていただいたりして、なるべくローカルな体験をできるようにしています!

この記事を書いた人
山岡 舞花
第19期 / メンフィス / メンフィス大学・メンフィスボタニックガーデン
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