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北の大平原、ノースダコタ!

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ノースダコタ州ディキンソンってどんなところ?

こんにちは!ディキンソン州立大学(ノースダコタ州ディキンソン)に派遣中の青木俊介です。今回は私の派遣先について紹介します!ノースダコタ州はアメリカ中西部最北部、カナダと接している州です。小麦の生産量は全米1位!冬は厳しい寒さが続きます。そして私がいるディキンソンはノースダコタ州の南西部に位置し、約2.8万人が暮らしています。小さな町ですが、オイルブームにより人口は増加傾向にあるんです。ディキンソン近くには、Bad land(風雨で土が侵食され農業や宅地開発に適さない悪地地形)が広がっており、恐竜の化石が発掘されることでも有名です。ディキンソンの中心地には恐竜博物館(Badlands Dinosaur Museum)もあり、観光スポットの1つになっています。

ディキンソン州立大学

派遣先のディキンソン州立大学には看護、ビジネス、教育、農業など10学部があり、約1,400名の学生が学んでいます。その多くの学生はノースダコタ出身で、留学生は40名ほどです。スポーツが盛んで、フットボールの試合は特に盛り上がります。そしてディキンソン州立大学といえばロデオチーム!スポーツとしてタイムを競う競技種目が複数あり、大会では迫力満点のロデオ競技を見ることができます。

私は大学の「International Programs & Multicultural Affair」に所属しています。この部署は、主に留学生の受入対応や国際プログラムの企画・実施を担当しており、所属スタッフは私と私の上司の2人だけです。上司との距離も近くすぐに相談できる環境で、オフィスでは80年代の洋楽やカントリーミュージックが流れており(上司の選曲)、和やかな雰囲気です。

現在、私は大学管理のアパートメントで一人暮らしをしています。オフィスまで徒歩5分、Walmartや日用品が揃う店が並ぶメインストリートまで車で5分と立地はとても良いです。ノースダコタ州の州都ビスマルクまでは車で1時間半ほどで、休日にはアジアンマーケットに行ったりショッピングを楽しみにいきます。

第26代アメリカ合衆国大統領ゆかりの地

ディキンソン周辺にはセオドア・ルーズベルト国立公園やディキンソン・セオドア・ルーズベルト地域空港など、第26代アメリカ合衆国大統領セオドア・ルーズベルトの名前がついた場所がいくつかあります。というのもルーズベルトが若い頃に母親と妻を同じ日に亡くし、傷心中の約2年間、地元ニューヨークを離れ、ディキンソン近くの牧場で働いていたからだそうです。

ディキンソン州立大学にはセオドア・ルーズベルトセンターがあり、ルーズベルト研究が行われています。ルーズベルトは親日派として知られ、日露戦争を終わらせるために仲介役を担った日本とも関わりのある人物です。そのため研究所の教授から、ぜひ日本とルーズベルトの関わりをテーマにプレゼンテーションやシンポジウムを一緒にやろうと声をかけていただき、ワクワクしています!

この記事を書いた人
青木俊介
第20期 / ディキンソン /ディキンソン州立大学
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