広い空と広大な土地 テキサス州
- 生活
私の派遣されているテキサス州は、アメリカの中でもアラスカ州に次いで2番目の広さがあり、テキサス州だけでその面積は日本の約2倍もあります。また、テキサス共和国時代から使用されている州旗のデザインから、「ローン・スター・ステイト(Lone Star State)」という愛称でも知られています。
位置的には、アメリカの南中部でメキシコとの国境に位置しているため、テキサス風メキシカン料理であるテックス・メックスの美味しいレストランも多くあります。
その中でも、私が派遣されているコーパスクリスティ―という町は、人口約31万人のメキシコ湾に面した海沿いの町で年間を通じて温暖な気候です。テキサス州屈指のビーチであるパドレアイランドもあり、冬になると避寒客も多く訪れます。
その他にも、水族館や植物園、空母レキシントン博物館などの見どころも多い魅力的な街です。

ホストサイトについて
私の派遣先のTexas State Museum of Asian Cultures and Education Center は、1974年に開設された小さなミュージアムです。一人のアメリカ人女性、ビリーチャンドラーさんが1950-60年代、約17年間の多くを日本で過ごし、在日アメリカ軍基地で教師として働く傍ら、華道をはじめ日本の様々な文化に浸り、多くのものを収集されました。中でも博多人形は約2,000以上収集し、華道と組み合わせた独自の博多流華道というものも作り出されました。滞在中に学んだことをアメリカの次世代の子供たちに伝え、日本とアメリカの架け橋を築くため、ミュージアムを開設されたのが始まりとなります。
展示の多くは彼女が当時収集した博多人形、埴輪、面、山鹿灯篭などが中心となりますが、中でも博多人形は約450点以上展示しています。また、彼女がその生き方に大きく心を動かされた大石順教尼の紹介もしています。
ミュージアムでは、来られた方に展示の案内をする以外にも、書道や折紙の体験、Artwalkなど様々なイベントを通じて、日本への理解を深め、両国の架け橋となれるように活動を行っています。
また、週に1日は、Texas A & M University Corpus Christi でも活動しています。


ミュージアムのスタッフと

暮らしについて
アパートで独り暮らしをしていますが、海も近く自然も多いのでとても癒されます。夏は日差しがとても強く暑い日がほとんどですが、9月からは少しずつ過ごしやすい日も増えてきました。
買い物は、大きなスーパーが車で約5分から10分のところにあります。アジアンマーケットや日本食レストランもありますが、前述したテックス・メックスの美味しいレストランも多いです。スーパーには、色々なスパイスも多く、それらを使って新しいレシピに挑戦するのも楽しみの一つです。
また、全体的にのんびりとしていて、地域の人たちもとても暖かく、優しいのでいつも本当に助けてもらっています。様々なご縁に感謝しつつ、多くの方に出会えるように活動をしていきたいと思っています。
