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私のホスト先、アイオワ州デモインについて

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私のホスト先、アイオワ州デモインについて

こんにちは!20期JOIコーディネーターの早坂武志です。8月からアイオワ州デモインに派遣されました。デモインはアイオワ州の州都で、人口が約21万人の街です。気候は東北地方や北海道に似ており、夏は暑く夜8時くらいまで明るく、冬が非常に寒いのが特徴で、四季を楽しむことができます。アイオワ州は中西部に位置し、広大な大地にトウモロコシ畑が広がり、トウモロコシの生産量全米No.1の州です。豚肉の生産も盛んで、毎年8月に行われる「Iowa State Fair」では、世界一大きな豚を見ることが出来ます。屋台でポークチョップやベーコンバーガーが食べられるので、お肉好きの方には是非おすすめです。またデモインにはプリンシパル・フィナンシャル・グループをはじめ、数多くの保険会社が本社を置いており、最近ではIT企業も進出してきています。アイオワ州は山梨県の姉妹都市で、今年の8月には山梨県派遣団の方々が来訪され、姉妹都市締結60周年記念のお祝いが行われました。私も微力ながらお手伝いさせていただきました。

アイオワ日米協会
(Japan America Society of Iowa)の特色について

私のホストサイトのアイオワ日米協会(Japan America Society of Iowa)は1989年に設立され、現在、事務局長をはじめ、ボランティアの方々の力を借りて運営されています。同協会では、地域社会の日本人、日本文化への理解促進を図り、具体的には①子ども向けの日本語教室「学び舎」、②太鼓グループ「Soten Taiko」、③日本のアニメ文化を広める「Anime DeMoii」、④着物文化を紹介する「Kimono Club」、⑤茶道文化を広める「Teahouse project」などに力を入れています。今後は、州都近郊のみならず、日本人を見たことがないというような地域を含め、アイオワ州全体で日本文化を広めていく予定です。また新たな試みとして、今年の9月には日本製品を扱う地元企業が、75周年の祝賀会を「日本風に行いたい」という希望に応じて、茶の湯や獅子舞などの日本文化紹介を行いました。ホストサイトの方々の日本文化に対する強い思いに日々心を動かされながら、JOIコーディネーターとしてのアウトリーチ活動を磨いて行きたいと思います。

デモインでの暮らしについて

生活拠点はデモインのダウンタウンのアパートにホストファザーと2人で暮らしています。
ダウンタウンの特徴としては「スカイウォーク」というものがあり、寒い冬でも街中を移動できるように、ビルとビルの2階が連絡通路のような形で繋がっています。街の中心に住んでいるため、日本食を扱っているスーパーや日本食レストラン、図書館などは徒歩で行ける距離という立地の良い場所で生活しているので、幸いなことにホームシックになるようなことはありません。また、5月から10月にかけて毎週土曜日に「Farmers market」が開催されており、地元の新鮮な農産物や特産品のバターやワインなどを購入することが出来ます。また観光名所の「アイオワ州議会議事堂」や「パッパジョン彫刻公園」、「アイオワ州立歴史博物館」といった場所も近くにあるので、休日は気分転換によく訪れています。地元の方達はすれ違い様によく挨拶をしてくれたり、ドアの扉を後ろの人たちがいる際は開けて待っていてくれたりする親切な方が多く、「アイオワナイス」という言葉が生まれた理由を身をもって感じています。

この記事を書いた人
早坂武志
第20期 / デモイン / アイオワ日米協会
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