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私の派遣先

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Midwesternな町・フィンドレー

私の派遣先は、中西部オハイオ州フィンドレーという人口40,000人ほどの小さな町です。山のない平地のため、遥か先まで見渡せます。トウモロコシと大豆、小麦畑がどこまでも広がり、赤や白の小屋が点在する風景は絵本の世界のようです。毎日雲が様々な表情を見せてくれるので、空を見るのが楽しみです。お天気がころころ変わるため、オハイオの人々は「窓の外を見るまで天気はわからない」「1日の内に四季がある」といいます。朝には凍える気温でも日中には夏のような気温になったり、雨が降り出したかと思えば直後に陽が射したりと目まぐるしい変化です。よく見られる虹は本当に大きく、端から端まで綺麗に架かります。そんなオハイオもすっかり秋支度が整い、紅葉が見頃を迎えています。黄や赤に染まった葉の美しさは格別です。人々はフィンドレーがハグの町であることを誇りに思っており、挨拶とともにいたるところでハグが交わされます。

多様性の宝庫・絵本美術館 Mazza Museum

フィンドレーにあるMazza Museumは世界一の多様性を誇る絵本の美術館で、今年40周年を迎えました。コンパクトでアットホームな雰囲気のミュージアムは、イラストレーターやボランティア、関わる人々から愛されるユニークな存在です。イラストレーター個人の美術館は各国にありますが、世界中から原画が集まっている場所は珍しく、国籍や個々の背景等、バラエティに富む貴重なコレクションに触れられます。各国イラストレーターの絵本原画18,000点の他、ラフスケッチや編集者とのやり取り、手型や作業机等も収蔵・展示しています。館内ツアーや教育機関への出前講座の他、アーティストトークやカンファレンス、子どもたち向けのイベントも随時開いており、相互的な交流や多様なコミュニーケーションがうまれる実験場でもあります。昨秋、STEAM教育施設も併設し、ますます分野を超えて人々のアーティスト性を育む環境が整いました。

移動と食事

公園やスーパーまでは歩いて40分ほどです。徒歩で移動していると、車での移動が常である同僚たちには不可思議に映るようです。フィンドレーには公共交通機関が走っておらず、車での移動が基本設計となっているため各国からの留学生たちも少々不便に感じているようです。飲食店もドライブスルーの他ドライブインという、車をお店の停車場に停めて、食べものを運んでもらい車内で食するスタイルもあり、車が生活の一部となっていることを実感します。中西部ではじゃがいもやお肉が主食です。コニードッグという、ホットドッグにタコライスのような甘いソースをかけたものや、ルートビアというコーラの素になったと言われる薬草ドリンクも名物です。スポーツ観戦が好きな人が多く、ホットドッグやハンバーガーは手軽に食べられるので老若男女に広く浸透し、文化となっていることを感じます。ピザやメキシカンのお店も多く、それぞれのお気に入りがあるようです。

この記事を書いた人
立尾論世
第20期 / フィンドレー / フィンドレー大学マッツア美術館
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