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険しい自然美を誇る、ワイオミング州

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手つかずの美しい自然が魅力

私はJOI史上初となるワイオミング州に派遣されており、街の標高は約2,200mです。山岳地帯に位置しこの標高のため、寒暖の差が激しく、冬の寒さはかなり厳しくなります。風が強く年中乾燥しており、山の天気同様、天候は1日でころころと変わります。ワイオミングという名称は、先住民の言葉で「大平原」を意味し、その名の通り車を少し走らせれば見渡す限りの大平原が広がっていて、その美しい景色にいつも感動しています。日本の7割程の大きさにも関わらず、全米で最も人口の少ない州のため、手つかずの美しい自然が多く残っているのが魅力的な州で、アウトドア愛好家や冒険家に大人気です。経済は主に鉱業と観光業で、石炭などの天然資源が豊富です。放牧も盛んで「カウボーイの州」と呼ばれ、また世界で初めて女性に参政権を与えたことから「平等の州」とも呼ばれています。治安はとても良く、親切な人が多いです。有名な観光地は世界初の国立公園「イエローストーン国立公園」や「デビルズタワー」です。

派遣先大学について

私は、州で唯一の四年制大学であるワイオミング大学のGlobal Engagement Officeに所属しています。海外の大学との関係構築への取り組み、留学促進、留学生支援などを行う部署です。私もアウトリーチの他に、日本の大学との関係や留学プログラム構築発展のお手伝いをしていくことになります。同僚たちはみな優しく素敵です。90か国以上から留学生がきていて、専攻課程も多くあり、ビジネス、エンジニア、教育などの分野が人気です。自然豊富なワイオミング州ならではの、生態学、地形学、石油工学なども学べます。州では化石採掘も行われており、学内には地質学博物館もあります。夜に恐竜のモニュメントに出会うと少しドキッとします。地質学専攻の友人から魚の化石をもらったので、今後採掘体験もしたいと思っています。スポーツはフットボールが人気でチームは「カウボーイズ」と呼ばれ、スタジアムは大学カラーの黄色と茶色に染まります。

西部開拓時代の面影残るLaramie

Laramieは西部劇「ララミー牧場」の舞台となった街で、キャンパスから徒歩15分ほどでダウンタウンにつきます。車が必須な環境で、スーパーマーケットも少し離れた場所にあるのですが、シャトルバスなど無料の送迎サービスがあります。アジアンマーケットは残念ながら無いので、日本の食材が欲しい時はコロラドまで出ています。でもダウンタウンにお寿司屋さん、最近オープンしたラーメン屋さんがあります。ここでも日本食は人気です!

休みの日は自然を満喫すべく、アウトドアに出かけるようにしています。よく行くのはハイキングで、自然の美しさに毎回圧倒されています。他にもスクランブリング、サップ、キャンプやボンファイヤーなど短い夏にできるアクティビティを楽しんでいます。長く厳しい冬がこれからやってきますが、スキーやスノボなど冬のアクティビティをするのを楽しみにしています!

この記事を書いた人
鮎川友貴
第20期 / ララミー / ワイオミング大学
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