10か月間で70回行った派遣先でのアウトリーチ活動!
- 活動

派遣先での活動の概要
こんにちは、ウェスタンカロライナ大学(ノースカロライナ州カロウィー)に派遣されている19期 JOIコーディネーターの岡村 奈々花です。今回は私の派遣先であるウェスタンカロライナ大学内でのアウトリーチ活動について紹介します。学内での活動は、大きく3つに分類することができます。1つ目は週次・月次イベントの企画・運営、2つ目はクラス訪問、3つ目はコラボレーションイベントへの参画です。私は赴任して1か月が経過した2021年9月末頃から2022年6月までの間にホストサイト内のみで計70回程度のイベント開催に携わってきました。

週次・月次の日本文化イベント
週次・月次の日本文化イベントでは、季節や祝日の他、参加する学生たちからのリクエストを考慮し、トピックを決定しています。これまで扱ったトピックとしては、ラジオ体操、就職活動、お箸チャレンジ、年賀状コンテスト、ゆるキャラコンテスト、お花見、節分、バレンタインデー、日本語、書道などがあり、どのイベントでも必ずトピックに関するプレゼンテーションと折り紙や粘土などのアクティビティを取り入れています。最近では、これらのイベントが日本からの留学生と現地の学生との交流の場にもなっています。


クラス訪問
日本語のクラスの他、アートのクラス、社会学のクラスなどにゲストとして呼んでもらう機会が学期ごとに数回あります。これらのクラス訪問では、書道や折り紙などを一緒に楽しんだり、日本の医療システムやグローバル化における課題等について発表し、学生や教員とディスカッションを行ったりします。
これらのクラス訪問は、週次・月次の日本文化イベントには参加する機会のない学生たちと交流する良い機会となっていて、私のクラス訪問をきっかけに日本文化や日本語に興味を抱く学生もいます。


書道教室
私は書道師範を取得していることもあり、スーパーバイザーからのリクエストで2022年の春学期には週に2回、学生向けに書道レッスンを行っていました。学生たちは週1回または2回、10週間に渡って書道を学ぶことで、書道というものをより深く理解することができたのではないかと思います。レッスンの集大成として制作した学生たちの作品は、インターナショナルフェスティバルにて展示し、多くの学生や教職員に見てもらうことができました。


インターナショナルフェスティバル
4月末にインターナショナルフェスティバルが開催され、日本語プログラムとして書道パフォーマンスを行った他、書道体験のブースを出展しました。


書道パフォーマンスでは3m×4mの半紙に「未来を拓く 輝く光になれ」という文字を書き、フェスティバルの参加者たちにも手形を押すことで作品制作に参加していただきました。ブースへも非常に多くの方々が訪れてくださり、初めての書道体験をとても楽しんでくださいました。

