サウスカロライナ州 South Carolina

ホーム派遣対象地域サウスカロライナ州

州の紹介

マートルビーチ

ノースカロライナと一つであったサウスカロライナは、独立13州の一つで、1788年に8番目のアメリカ合衆国州となりました。「パルメットヤシの州」と呼ばれる同州は、歴史的に奴隷売買に依存した米栽培やセルビオ農園、織物業で栄え、近年では観光業が経済を支えています。ゴルフコースやビーチはもちろん、大規模な農園や歴史建造物も見どころです。チャールストンは、南北戦争以前に建造された14,000以上の住居や教会があり、その美しい景観や雰囲気を味わいに国内外から多くの人々が訪れる観光名所です。マウントプレサントにある、国内でも歴史の深い農園ブーン・ホール・プランテーションでは、農園主や奴隷労働者たちの生活を始めとする、大規模農園の歴史が学べます。

パトリオットポイント海軍海洋博物館
テーブルロック国立公園

この州に派遣されたコーディネーター

松岡 愛美 Manami Matsuoka
第10期 スパルタンバーグ/ウォフォード大学
オーストラリア留学を機に、海外で働くことに興味を持つ。大学卒業後、日本語教師養成講座を受講。タイのタマサート大学や日系企業で日本語講師としての経験を積む。帰国後、日米の架け橋になりたいと思い、JOIに応募。

美しい自然と人々の眩しい笑顔に包まれた2年間

JOIの活動は、風のようにあっという間に過ぎていきました。今でもスパルタンバーグに到着し、緊張と期待で胸がいっぱいになった時のことを鮮明に思い出します。

2年間の活動は、学校や地域コミュニティ訪問、留学生への学校訪問指導などアウトリーチを中心としたものから、日本食や映画会、日本世界遺産パネル展示会、三味線コンサート等の日本イベントの主催、地域のインターナショナルイベント参加や派遣先のウォフォード大学の日本研修旅行計画や引率など、多岐に渡りました。2年目はサイト訪問も続けながら、より多くの人々にアウトリーチするため、イベント中心に活動していきました。その中でも特に思い出深い二つの活動を紹介します。

一つ目の活動は、スパルタンバーグで毎年10月に開催されるSpartanburg International Festivalでの日本ブース出展です。町のイベントの中でも特に大きなお祭りで、スパルタンバーグの総人口約3万7千人の内、毎年約1万人の人々が訪れます。このお祭りに日本ブースを出展するというのが、活動当初からスーパーバイザーと掲げてきた大きな目標の一つでした。スパルタンバーグ在住の日本人の方々だけではなく、隣町グリーンビルの日本人の方々にもご協力いただき、当日は日本、合気道、弓道の計3ブースを出展しました。

日本ブースでは日本の工芸品の展示、おりがみコーナー、そして東北地方に向けてのメッセージコーナーを設けました。特におりがみコーナーは、急遽新たなテーブルを設置しなければならない程大盛況でした。ブースの他にメインステージで合気道と弓道デモンストレーション、また観客の方との距離が近いステージで、盆踊りを披露しました。盆踊りパフォーマンスでは炭坑節のレッスンを行い、観客の方々にも踊りの輪に加わっていただきました。

スーパーバイザーには「同時に様々な計画を立て、実行する意志に感銘を受けたわ」と褒めていただきましたが、全てはご協力くださった皆様のご支援の賜物です。地元紙にも日本の参加を掲載していただき、日本コミュニティがすぐ近くに存在し、地元の方々との交流を望んでいることを伝えられたと思います。非常に大きなお祭りですが、「人と人との交流第一」をモットーに、地域の方々と日本の方々が直接交流できた良いイベントになったと思います。今後も日本人コミュニティの皆様に活動を続けていただける予定です。

二つ目の活動はJapan Interim Tripです。ウォフォード大学では、毎年1月にInterim という通常の勉学ではなく、体験型学習を中心とする学期が設けられています。その中でも Interim Tripは人気があり、毎年多くの学生が教授と共に海外研修へ出掛けています。合気道Interimからお世話になっている教授と再タッグを組み、出発の1年前から日本研修旅行の計画を始めました。計11名の学生が参加することになり、出発1週間前からサバイバル日本語やマナー講座を行いました。

東京、名古屋、京都、広島への2週間の旅は、ただの観光では経験のできない、人と人との触れ合いに重点をおいた特別な旅になるよう心がけました。中でもホームステイは大好評で、皆今でもホストファミリーと連絡を取り合う程の素晴らしい関係を築いていました。初めは「ホストファミリーに失礼にならないようにしなくては」と緊張したり、言葉の壁でコミュニケーションが取れるのか心配したりしていましたが、皆アメリカの良さを伝え、日本とアメリカ友好の懸け橋となってくれました。大雪に見舞われるハプニングもありましたが、生涯忘れることのない素晴らしい時を過ごすことができたと思います。この研修では、旅程作成からホテル・航空券予約、ツアーやアクティビティの設定、会計、ツアーコンダクター、通訳まで全て担当しました。計画当初から研修終了まで平坦な道ではありませんでしたが、非常にやりがいのある、貴重な体験をさせていただきました。

JOIの日米草の根活動の初めから終わりまで、サウスカロライナにいらっしゃる人々、そして国際交流基金及びローラシアン協会の皆様の温かなサポートに支えていただきました。JOIプログラムの素晴らしい点は、日本紹介を通して、日本を身近に感じてもらえるよう活動するだけではなく、コーディネーター自身がアメリカの人々に囲まれ、文化や慣習を学び、体験できることだと思います。この2年間の経験と出会えた方々は生涯の宝物です。今度は日本であまり知られていないサウスカロライナについて、日本の方々に紹介し、少しでも恩返しができたらと思います。

JOIコーディネーターとしてスパルタンバーグで活動することができたのは、皆様のお陰です。コーディネーターの任期は終了しましたが、引き続き日本とアメリカの友好関係のために活動を続けていきたいと思います。アメリカと日本の方々の交流の輪が広がり、日米の相互理解がより深まるよう期待しています。

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派遣対象地域

JOIプログラムの派遣先をご紹介します。
各州の概要や派遣されたコーディネーターの活動報告を掲載していますので、地図をクリックして是非ご覧ください。